ナレッジセックス(知的交配)という概念があるのですが 最近、とても重要なキーワードとして位置づけている言葉のひとつです。
人は成長する上で様々な知識を要求されますが、 一人で学習するよりも、より多くの人々と対話し、 その繰り返しによって物事を吸収する方が、 効率的で、成長も早いと考えます。
これは、禅宗の僧侶は禅問答という技法を用いて、修行し、 一人前の僧侶に成長するのと似ている気がします。
自分の考えを持つことは大変重要です。 でも、そこに囚われ、偏ることで失う創造性もあります。創造性に必要な刺激的なスパイスは「違った目線」です。だからこそ自分に無い異質なものを取り入れることはとても大切だと思います。
それについて一番簡単で効果的なのは、「人の話を聴くこと」「語ってもらうこと」です。
他者の意見に耳を傾けること(他者の言いなりになることではない)は 得るものがありこそすれ、失うものはないと思いますので、 積極的に「知的交配(ナレッジセックス)」を取り入れることが重要です。
昔、僕は人の意見に耳を傾けるのが苦手な一人でした。
ところが、「知的交配(ナレッジセックス)」という言葉の意味を知ってから、 他者の意見に耳を傾けることが、自分を成長させることにとって、 いかに役立つかを身をもって体験してきました。
自分のアイディアや知識を公開すると 逆に自分にも新しい自分にない視点の情報が集まってきます。 プレゼンテーションを上手く行うコツのひとつに 「完全なプレゼンはいいプレゼンではない」というのがあるそうです。
完成度は8割程度。残りの2割は聴衆者に残しておく。
指摘や質問があっても 「いい質問ですね」「いい指摘ですね」と言うコメントを 最初に行い、意見交流が生まれやすい環境を作り上げる。 そんな、プレゼンが共感やコンセンサスを生みやすくするそうです。 そういえば、ニュース解説がお上手な 池上彰さんも「いい質問ですね」を必ず使われます。
いいプレゼンテーターは他者のいい意見を触発する力があります。
意見の正誤を争うのではなく、相手との対話で共感関係を作り上げる。
そんなプレゼンができるようになりたいものです。
0コメント